生活習慣や食生活、体質、女性であることなど、
骨粗しょう症になる要因はさまざまです。
できるだけ若い時から骨を弱くする要因を減らすことが、
骨粗しょう症を予防するポイントと言えるでしょう。
運動不足
運動をして骨に負荷(刺激)を与えて
あげないと、カルシウムを摂っても
なかなか骨にならず骨は弱くなります。
きゃしゃな(骨細)体格。食が細い人
骨が細く小柄な人は、骨の絶対量が不足しているので、
骨格がしっかりした人より早く骨が弱くなる傾向があります。
食が細いと栄養摂取量が少なくなりカルシウム不足になりがちです。
偏食、ダイエット
普通の食生活をしていても、カルシウムは
不足しがちな栄養素です。
外食や加工品ばかりの生活、牛乳や乳製品を
あまり摂らない生活は、骨の形成に必要な
カルシウムが不足します。
その上、極端なダイエットは、(骨形成に不可欠な)
女性ホルモンバランスを崩し、生理不順、無月経を引き起こします。
遺伝
骨が弱い体質、骨の形成に必要なビタミンDに対する反応が鈍いなど、
遺伝的に骨粗しょう症になりやすい人がいます。
女性であるということ
男性に比べ骨が細いだけではなく、
出産や閉経などでホルモンバランスが
崩れると骨が弱くなります。
過度の飲酒、喫煙、カフェイン
摂りすぎると胃腸の働きを悪くし、
カルシウムの吸収が低下します。
リンの摂りすぎ
添加物の多い食品、清涼飲料水に多く含まれます。
リン酸を摂りすぎると、骨を削るように指令をうけた
ホルモンが多く出ます。
塩分の摂りすぎ
塩分の多い食事はカルシウムの排泄を促進させます。
日光にあたることがほとんどない
カルシウムの吸収を促進させるビタミンDが不足します。
胃腸の病気
カルシウム等、栄養素がなかなか吸収しづらいです。
加齢
骨の形成は20歳まで盛んに行われます。
その後、その骨量(最大骨量)は30〜40歳代まで持続、
増加します。しかし、それから年齢を重ねるにつれ、
次第に骨量は減少してきます。
骨太を維持しよう
加齢によってだれしも少しづつ骨は弱くなって
いきますが、生活習慣、食生活などを改善し
「骨太」を心がけることによって、その速度を
遅らせることはできます。
骨に負荷がかからない仕事
無重力内で仕事をする宇宙飛行士は、
骨に負荷がほとんどかからないため、
骨量が10〜15%減少するということです。
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