骨量は短時間で簡単に調べることができます。
50歳を過ぎた頃から定期的に検診を受けることを
おすすめします。
主な測定方法に、エックス線、骨量計測検査、
血液検査、尿検査などがあります。
エックス線検査
骨粗しょう症による圧迫骨折の有無と程度を
診断。同時に骨の濃淡や骨量の形状から
骨量減少の状態を判定します。
(骨粗しょう症が進んでいると、全体的に
骨の像が不鮮明。ただし、客観性に乏しい
ため、骨量の判定は骨量測定(骨量計測検査)
を優先させます。)
骨粗しょう症以外の疾患による脊椎変形(脊椎すべり症、
変形性脊椎症など)を診断します。
骨量計測検査
DEXA(DXA)(デキサ)法
上の装置が動いて背骨や
大たい骨などの大形の骨から
前腕骨のような小さい骨まで、
骨の骨量が測定できます。
正確で、測定時間が短いのが
特徴。(全身で7〜8分)
精密検査は通常DEXA(デキサ)法で行います。(骨粗しょう症の
診断では、背骨をDEXAで測定することが望ましいです。
なぜなら閉経後の骨量減少は、海綿骨優位の骨で進みやすく、
腰椎はその代表であるからです。)
MD(CXD、DIP)(エムディ)法
手の横にアルミニウムの基準物質を置き、
一緒に撮影することにより骨と基準物質
の濃淡の差をコンピューターに読み
取らせ、骨量を割り出します。
(DEXAの方が精度は高い)
健康診断で利用されます。
MD(CXD、DIP)(エムディ)法
末梢骨(手首)や骨粗しょう症が始まり
やすい脊椎や腰椎の骨量をコンピューターで
断層撮影します。
超音波法
素足になってかかとの部分を装置にのせ、
骨の中を超音波が伝わる速度を調べて
骨量や骨の強さを測ります。
放射線を使わないので、妊婦や子供でも
安心。検診や人間ドックで使われます。
骨代謝マーカー(血液検査、尿検査)
骨の成分がどの程度血液中や尿の中に
含まれているか調べます。(含まれている
成分の種類や量により、骨代謝の状態を
調べることができます。)

骨粗しょう症のこわいところは、自覚症状が
現れにくいということです。
定期的に検診を受け、日常生活に気を配り、
骨折や骨粗しょう症による寝たきりなどを
防ぐようにしましょう。
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