私達の身の回りには、転ぶ原因となるものが多くあります。
高齢での骨折は、人生ののQOL(生活の質)を大幅に下げて
しまう元です。
転びにくい生活環境を整えることが、骨折予防につながります。
意外にも、室内での骨折が多いのが、高齢者の特徴です。
室内の段差を無くそう
骨量を増やし、骨を強くするには、和式の暮らしが良いと
前に書きましたが、骨粗しょう症になってしまった場合、
和式だと段差が多く、これが転倒のきっかけになったりします。
というものの、リフォームするのは大変なので、できることから
少しずつ段差のない生活環境を整えていきましょう。
・トイレ、玄関、階段に手すりをつける。足元に照明をつくる。
・玄関の上がり口など、段差があるところにはスロープをつけて
段差をなくす。
・浴室はスノコを敷くなど滑らないように工夫する。
・浴室や風呂場のいり口に手すりをつける。
・トイレは洋式の方が良い(和式の場合は、洋式の簡易便座が
売られています)。

畳の上に敷いてあるカーペットなども、
高齢者にとってはつまずきの原因と
なります。その他、電気コードに足を
ひっかけることもあります。
座布団や新聞なども整理しておきましょう。
服用している薬や服装にも注意
神経に作用する薬や血圧を下げる降圧剤
などは、ふらつく場合があるので、注意
しましょう。
サンダル履きやぞうり、室内のスリッパ、
ロングスカートや和服など、すその絡み
やすい長い服も転倒の原因になります。気をつけましょう。
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