骨粗しょう症が進んで骨が弱くなってくると、つまずいたり、
転んだだけで、簡単に骨が折れてしまうことがあります。
注意する部位は手首、肩(二の腕のつけ根)、腰骨と背骨、
太もものつけ根などです。
手首
転んだ瞬間、手をついた時に骨折
しやすいです。痛みはそれほどでも
ないのですが、後から腫れて変形する
ことがあります。
肩(二の腕のつけ根)
転んだ時に、とっさにひじや
肩をついたりすると簡単に
折れる部位です。
太ももの付け根
転んだり、しりもちをついた
時に折れやすいです。
歩けなくなり、寝たきりになる
可能性が非常に高いです。
手術が必要になります。
腰骨と背骨
この部位は元々骨粗しょう症の
影響が大きく、少しずつ、つぶれて
変形していることがあります。
転んだり、物を持ち上げるなどして
一気に力が加わると、圧迫骨折を
起こすことがあります。
(少しずつ、つぶれている場合は、
背が縮んだり背中が丸まったりします。)
骨粗しょう症が原因で起きる骨折は、自覚症状が現れにくい
部位が多いです。高齢者のいる家庭では、骨粗しょう症の進行に
よる骨折のサインを逃さないでください。
少しでも思い当たる点があったり、高齢者が何か痛みを感じて
いる素振りをみせた場合、診察を受けるようにしてください。
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